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スーパー英語教師うるとらうっち~のてんこもりブログ

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プロフィール
英語教室主宰。英語教師歴30年。幼稚園・小学校・中学校・短大での指導経験あり。執筆・講演・研修もボチボチ。世界11カ国でのホームステイ経験を生かし、厳しい社会を生き抜く知恵と強靱な精神力を養うべく、体育会系のノリで人間教育に日々奮闘。福島の地にゆりかごから墓場まで、笑って暮らせるコミュニティを作るのが夢。「流れ流れ」が口癖のマルチなオバサン。
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  • フォニックスは教えるのではなく、自然に身に付けさせるもの!

    うっち~がフォニックスを教え始めたのは30年以上も前。当時は教材など売っていなかったので、自分で手書きのポスターやカードを作って、いろんなゲームをしたりしました。20代の終わりにアメリカに留学していた時は、地元の小学校(Isla Vista Elementary School)でフォニックスを教えているELSの授業を見せて頂いたり、お世話になった先生に教材を頂いたり、自分も一通りの教材を買い揃えたりしたので、今も使い切れないほどの教材が棚を埋めています。写真はうっち~がこれまで使って来たフォニックス教材の一部です。

    25年前から使っているカードやゲーム(左)とワークシート(右)

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    10年前から使っているワークブックの表紙(左)と中身(右)

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    これだけの教材を駆使してフォニックスを教えても、格差はなかなか埋まりません。

    その理由は、大人が難しいと思う漢字ほど子供にとっては覚えやすく、大人が簡単だと思う平仮名の方が子供にとっては難しいのと同じように、大人が難しいと思う単語ほど子供にとっては覚えやすく、大人が簡単だと思う単語は子供にとって難しいから!

    平仮名を学び始めたばかりの幼児は、「ぬ」と「め」、「あ」と「お」などの区別がつきません。それと同じように、文字を学び始めたばかりの子供は、「b」や「d」、「h」や「n」がなかなか区別できません。平仮名を簡単に覚えられた子はアルファベットも簡単に覚えられますが、平仮名を覚える時に苦労した子は、小文字を覚える時も同じように苦労します。その状況を教師側がしっかり理解してあげないと、読むことが苦手な子に劣等感を持たせてしまうことになります。

     

    また、子供は単語をひとつひとつの文字の集合体として捉えるのではなく、漢字と同じように単語全体をひとつの形として捉えるので、「hat」「bat」のように短くて形の似ている単語は難しいと感じ、「butterfly」のような長い単語は逆に易しいと感じます。そうした子供の特性を無視して、大人の目線でフォニックスのルールを教え込もうとすると、格差はどんどん広がります。

     

    フォニックスが日本の英語教育現場に入って30年あまり。40歳以上の現役英語教師のほとんどは、フォニックスを教えたことはあっても、自分がフォニックスを習った経験はありません。それでも英語が読めたのは、単語や英文を何度も読み書きしているうちに、ルールのようなものを感覚的に見つけていったからです。

     

    うっち~は10年前にフォニックスを入れることを止めました。代わりに、幼児の頃から少しずつ文字を取り入れて、文字と音の関係に気付き始めたら、無理のない程度に読み書きを教える。ある程度読めるようになったら単語テストをするなど、少しずつ少しずつハードルを上げるようにしています。

     

    もし、クラスの中に文字と音の関係に気付かない子や、文字の区別が出来ない子がいる時は、「’b’ says [b]」「’d’ says [d]」と教える代わりに、(両手でOKのジェスチャーをしながら)「左バナナに右ドッグ。[b]![d]!」と教えるなど、子供達が覚えやすい工夫をします。

    こちらは、ネットで見つけた外国人のための平仮名学習術です。

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    http://mkikuchi.faculty.gatech.edu/WebCTVista/JAPN1001/contents/Lesson02/hiragana/mnemonic-hiragana.html

    読み書きの指導を成功させたいと思ったら、こういう工夫は不可欠です。それは本当に大変な作業です。でも、読めない子を読めるようにするには、そのぐらいの努力は必要です。皆さんも今日から頭を捻って、うっち~のように生みの苦しみを味わいながら、いろいろな技を編み出してくださいね。Hang in there!!

    ⇒⇒【参考】教材えらびのコツ フォニックスの教え方のコツ はコチラから

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