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スーパー英語教師うるとらうっち~のてんこもりブログ

日本語に配慮した英語の発音指導

先日、中学校英語弁論大会の地区大会がありました。うっち~スクールの生徒は、暗唱の部に出場した2人が県大会に駒を進めました。うっち~も久し振りに会場に足を運んだのですが、中学生の発表を聞いて、日本語に配慮した発音指導の大切さを改めて感じました。

 

54名の出場者の中には、/l/と/r/がごちゃごちゃになっている子。/θ//ð/で舌を噛んだり、/f//v/で下唇を噛んだりしているのに、肝心の摩擦音が出ていない子。/r/のないところにまで/r/の音を入れる子。語尾の/m/や/n/が抜けている子。語頭の子音のためが甘い子。リズムとイントネーションが不自然な子。リンキングが出来ていない子など、表現力はあるのに発音の得点が伸びず、入賞を逃した子が何人もいました。

 

うっち~スクールは年中から中3までなので、毎年誰かしらコンテストに出場します。都合がつく時は時間を割いて練習を見ます。気合を入れて指導する時は発音矯正から始めます。小さい頃から通っている子はチャレンジタイム早読みの中で何度も発音矯正をしているので、発音指導にそれほど時間はかかりません。しかし、後から入学して来た子や、他のスクールから移って来た子は、癖を直すのにとても苦労します。

 

幼児期から英語を習っていなくても、英語らしい発音を身に付けられる子はいます。逆に、幼児期から英語を習っているのに、英語らしい発音が身に付けられない子もいます。しかし、うっち~スクールの生徒で優勝経験があるのは、幼児クラスから通っている子ばかりです。それは、うっち~が幼児クラスの頃から正確な英語の発音を身に付けさせために必要な、日本語に配慮した発音指導をしているからです。

 

例えば、“I’m nine.” と言う時には最後が[n]なので、舌が上顎に付いた状態で言い終わらなければなりません。しかし、日本語の場合、最後の「ン」は必ず/ŋ/と発音するので、多少発音がおかしく聞こえても、「アイムナーインヌ」のように言わせない限り、子供達が/n/と発音することはありません。それを意味は通じるからと/ŋ/のまま放置すると、nine years と言わせる時に、「ナインイヤーズ」となり、「ナインニヤーズ」のようにリンキングしなくなります。リンキングすべき場所でリンキングしないと、ネイティブには不自然な音に聞こえます。それがコンテストでは発音の点数が下がる原因となります。

 

日本人にとって語尾の/m//n/は聞き取りにくく、発音が抜け落ちやすい音だということを踏まえて、あえて大袈裟に発音させておく。日本人は子音の発音が苦手だということを踏まえて、子音を長めに発音させておく。音声教育に適した幼児期にそういった工夫をすることで、間違った発音を事前に防ぐことが出来ます。下記は小2クラスでテキストを読む活動をしている様子です。

 

 

すでに身に付けてしまった発音を矯正するぐらい大変なことはありません。幼児期から英語を習っていたのに、せっかく出場した弁論大会で発音の点数が上がらないのは気の毒です。幼児の頃から日本語に配慮した発音指導をして、子供達が正確な発音が身に付けられるような指導を心がけてくださいね。

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