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スーパー英語教師うるとらうっち~のてんこもりブログ

自尊感情(self-esteem)を育むことがなぜ大切なのか

アプリコット出版刊のLearning Worldシリーズの著者である中本幹子先生は、児童英語教育に含むべき要素として、①音声教育、②発話教育、③国際(理解)教育を挙げています。さらに、国際(理解)教育を、①ボランティア精神の育成、②異文化理解、③開発教育、④自己肯定を促す教育の4項目に分類し、④の自己肯定が最も大切だと言っています。『実践家からの英語教育法 解説編』の中で、中本先生は次のように述べています。

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筆者は、国際(理解)教育の中では「自己肯定を促す教育」が最も大切であると考えています。一般的に日本人は排他的であり、その上、残念なことに自己確立ができていないため、自分達と異なった他者を崇拝するか、軽蔑するか、どちらにしてもなかなかそのままを受け入れないところがあります。

自分の置かれている立場、生活、能力、運命などを正しく把握し、それを肯定する能力を養うことによって、違った価値観を持つ他者を受け入れられるようになるのですが、自分に自信がないために、他者と比べ、他者を否定することによって自分を正当化しようとする行動や言動が多くみられます。

しかし、I am right. You are right, too.と言えることによって、初めて異文化を持つ人たちとの共存が可能になるのではないでしょうか。また、自分の意見をまとめて言うこともできるようになります。日本人としての個の確立、個人としての個の確立、self-esteem(自尊感情)が言語学習上で不可欠なことは言うまでもありません。

 

また、中本先生が作られた 『I’m Proud of Myselfあなたへのおくりもの)』という絵本の中で、中本先生はあとがきに次のように書いています。

 

自分自身と自分の運命をありのままに受け入れ、愛する事は、簡単そうで、とても難しい事です。自信がないから、自分の居場所が分からない、だから、自信のない者が集まり、他人と比較したり、悪口を言いながら、かろうじて自分の存在を保っている。もし、自己を肯定する力がみんなにできれば、いじめもなくなるのではないかと思います。

 又、本書は、あえて英語と日本語で書きました。国際理解の真の意味をいっしょに考えたいと思ったからです。単に文化の違いや、生活の違いを学ぶだけではなく、たとえ、価値観や意見が違っても、相手を受け入れるようになれるように、自分を、そして相手を尊重する心の確立をお手伝いするのが国際理解教育の第一歩と思うのです。

 素敵なあなたと素敵な今日のために、この本が少しでも役に立てたら嬉しいです。

 

中本幹子先生が書かれた児童英語テキストLearning Worldシリーズは、単に英語をインプットするだけでなく、「聞く、話す、読む、書く」の面で英語を駆使して自己表現できること、英語を「知る」だけでなく「使える」ことを目的にしていますが、他社のテキストと圧倒的に違う点は、学習を通してself-esteemが育まれることです。それは、中本先生がそれを意図してテキストを作られているからです。

 

うっち~はうっち~のレッスン動画を見た人から、「どうしたら子供同士があんなに仲良くなれるんですか?」とよく聞かれるのですが、それは、Learning Worldシリーズを使って英語を教える中で、子供達がありのままの自分を表現し、ありのままの相手を受け入れられるようになることを、中本先生と同じように、大事にして来たからです。

 

隣にいる友達に対して優越感や劣等感を感じたり、悪口を言ったりするような子供が、国際人になれるはずはありません。Learning Worldシリーズをお使いの先生方は、指導書に書いてある活動を書いてある通りにただ進めるのではなく、Learning Worldシリーズが最も大切にしているself-esteemが子供達の中にしっかり育っているかどうかを見極めながら、レッスンを進めて行ってくださいね!
 
★合わせてご覧ください
Learning Worldシリーズの中でself-esteemはどのように育まれていくのか

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