
各ステップをクリックすると、最初にAnimal Talkの画面が出て来ます。

Animal Talk画面のデジタル教材の使い方は下記の通りです。

(↑クリックで拡大)
下記の動画はデジタル教材の使い方Animal Talk編です。
下記の画像はLearning World 4 BRIDGE指導書のLesson Flow 1st Lessonのページです。

指導書ではAnimal Talkについて次のように書かれています。

1.デジタル画面で動物の写真を見せ、動物たちの会話を聞かせる。
2.動物たちの会話を音声と一緒に練習する。
*英語の下に日本語が添えてあるので指導者があえて訳を言う必要はありません。
*日本語訳は生徒の目線であえてカジュアルで自然な日本語にしてあります。
3.生徒同士で会話を練習し発表する(感情をこめて言うように導きます)。
Note: クラスのレベルによってAnimal Talkのデジタル画面を次のように使うことも可能です。
例1. 動物たちの写真だけを見て会話の内容を考えさせる⇒文字を見せて音声と共に練習する。
例2. 先にAudioボタンを押して音声を流す⇒意味を確認⇒英文を提示する。
★レッスンは画面を隠して始める
指導手順1の「デジタル画面で動物の写真を見せ、動物たちの会話を聞かせる。」ということをやる時に、始めから画面を見せてしまうと、子供達の意識が動物に向いてしまうので、その分集中して英語を聞くことができません。
動物についてあれこれおしゃべりを始めたり、テキストを見た子が内容について話し出したりすれば、英語を聞く前に内容に対する興味が薄れてしまいます。
ここがポイント! 子供は知らないことを知りたがる
子供は好奇心の塊です。画面を隠しておけば、それだけで「何だろう?」と興味を持ってくれますし、
「何か質問されるんじゃないか?」と身構えるので、緊張感が失われずに済みます。
★画面を隠したまま会話を聞かせる
会話を聞かせる時も同じです。画面を見せながら音声を流すと、内容がすぐに理解できてしまうので、子供達はすぐに興味を失います。特に上位の子は内容が簡単過ぎるとバカにしてかかります。
ここがポイント! 子供は間違いを恐れる
会話を聞かせる時に画面を隠したまま音声を流し、聞き取った英語を言わせるようにすると、子供達は間違いたくないので、英語を集中して聞こうとします。上位の子でも単語が抜けたりするので、「簡単過ぎてつまらない」などと文句を言うことはありません。
★会話はその都度練習する
英語を聞き取ったら、1文ずつ『指折りドリル』をしながら発音練習をします。発音を矯正したり、スムーズに言えるようになるまでリピートさせれば、下位の子もスラスラ言えるようになります。
★会話の意味はその都度尋ねる
会話の意味は発音練習をする中で尋ねます。会話の内容が分かったら、
①誰が話しているのか、
②どんな場面なのか
ということを子供達に考えさせます。
ここがポイント! 意味がわかるだけで終わらせない
うっち~スクールでは、ただ英語が上手に言えて意味が分かる程度で満足していると、うっち~に突っ込みを入れられます。
「『I am a rabbit. I am not a cat.』という会話を聞いて何も疑問を感じないの?」
「rabbitとcatなんて小さい子供でも区別がつくのに、どうして『ぼくはうさぎ。ねこではありません。』なんて言う必要があるんだろう?って思わないの?」
「そういうところまで考えが及ばないってことは、それだけ物事を深く考えられないってことだよね。」
などとうっち~に難癖をつけられるので、子供達は何を質問されてもいいように、頭の中を常にフル回転させています。その訓練の積み重ねが読解力に繋がって行きます。
ここがポイント! 子供は「当たり」「ハズレ」のある質問が好き
子供達はクイズのように「当たり」「ハズレ」のある質問が大好きです。「『I am a rabbit. I am not a cat.』と言うのはどういう時?」と質問すれば、子供達は頭を働かせて、「間違えそうなほど似ている時!」という答えを導き出します。どんなに簡単な質問でも正解すれば喜ぶのが子供です。嬉しい気持ちになれば、それだけで題材に対して好印象を持つようになります。
★単調な練習は行わない
指導手順2の「動物たちの会話を音声と一緒に練習する。」ということをやる時も、ただ英語を言わせるだけだと、子供達はすぐに飽きてしまいます。
高学年以上の子供にとって、音声を聞いてリピートするだけの練習は、ワクワクもなければ、チャレンジングでもありません。
指導手順1のところで発音練習までしっかりやっておいて、指導手順2では会話の内容を確認する程度にとどめ、すぐに次のロールプレイに移れば、学習意欲を低下させずに済みます。
★ロールプレイは英語力と表現力を磨くチャンス
指導手順3の「生徒同士で会話を練習し発表する(感情をこめて言うように導きます)。」ということをやる時は、最初に画面の文字を見ながらロールプレイの練習をさせます。
①クラスの前で恥ずかしがらずに発表すること。
②感情を込めて言うこと。
③発音やリズムやイントネーションが正しいこと。
その3つを目標にすると、人前で恥をかきたくないという気持ちが働くので、子供達は文字を見ながら必死に練習をします。その時の集中力と練習量の多さが、覚えた英語を定着させることに繋がるので、その分復習に費やす時間が減ります。
★やる気スイッチを入れる
英語をスラスラ言える子でも、暗記してロールプレイをするとなると、緊張して度忘れしたり、恥ずかしがって上手く言えなかったりします。
ここがポイント! 子供は褒められると積極的になる
恥ずかしがっている子には、「発音は上手だから、後は表現力さえ磨けば完璧!」と励ましたり、下位の子には「自信を持ってやれば上手く聞こえるんだから、もっと大きな声で言おう!」と激を飛ばしたり、一人一人やる気スイッチが入るような言葉かけをすれば、積極的に取り組んでくれるようになります。
★ロールプレイをするのは何のため?
すでにBRIDGEのテキストを使ってレッスンを始められた方の中には、「高学年以上の子に動物の会話を真似させることに何の意味があるの?」と思われた方もいるかもしれません。
しかし、うっち~の35年の英語教師人生から言わせてもらえば、ロールプレイごときで恥ずかしがったり、臆するようでは、国際人として外国人と対等に渡り合って行けるようにはなりません!
ここがポイント! ロールプレイで羞恥心をかなぐり捨てさせる
BRIDGEを使うのは高学年から中学生です。その時期の子供達は「格好いい」か「格好悪い」かで自分や他人を評価したリ、自分を抑圧してでも周囲に迎合しようとしたりしがちです。そんな年齢の子供達だからこそ、ロールプレイを通して羞恥心をかなぐり捨てさせることが大切です。自分の殻を破ってみんなと一緒に演じることの楽しさを味わえば、周囲の目を気にして委縮することもなくなって行きます。
⇒ BRIDGE STEP 14 (比較級)☆ダイアログの導入とロールプレイ
★さあ、あなたもやってみよう!
下記の動画はBRIDGEデジタル教材STEP 1のAnimal Talkを動画にしたものです。デジタル教材をお持ちでない方や、プレビュー版がダウンロード出来ない方や、タブレット端末のお使いの方は、この動画を使えばAnimal Talkの導入からロールプレイまでを実際にやってみることができます。
★Learning World 4 BRIDGE ラインナップ(2018年1月現在)
⇒BRIDGE Teacher’s Material(クリックすると商品ページに飛びます)
⇒BRIDGE デジタル教材のプレビュー版(クリックするとダウンロードページに飛びます)
★合わせて読みたい過去ログ
⇒指導書通りに教えて満足していませんか?
⇒Learning Worldシリーズの中でself-esteemはどのように育まれていくのか
⇒自尊感情(self-esteem)を育むことがなぜ大切なのか